「ターナー賞展一枚で!」コレ、絶対噛むと思う。(そして噛んだ)
久々MAM行ってきた。ほぼダミアン・ハースト目的で。
図録買ってこなかったからあまり詳細には書けないけど、ターナー賞受賞作展示を中心に、各年の受賞候補作写真を絡めつつ紹介していく展示方式で、テキストも読んでいくとターナー賞の歴史と当時の超ざっくりとした歴史背景も理解できるというお得な感じ。
展示を見る上で、ターナー賞が始まった頃、或いはそれ以降のイギリスの歴史背景とか文化の動き(キーワードとしてはクール・ブリタニア、労働者階級、音楽で言うとブリット・ポップ)の予備知識があると、無いよりは良いかも。無論、無くてもいいけど。
ただ、諸々作品があるけど、結局ダミアン・ハースト見ちゃうと、その意義と鑑賞物としての優秀さ故に他を圧倒してしまう感があって、結局ダミアン・ハースト展じゃないかなー、という感じがした。
【みどころ、というか通しのテーマ】
「鑑賞対象と鑑賞者が作り上げる一つの作品」
「鑑賞者が鑑賞される」
「鑑賞者を鑑賞する鑑賞者と、それを鑑賞する人の無限ループ」
例えば、60分間警官たちが黙って立ってる様を撮り続けた映像なんて分かりやすくて、アレをずっと観ている人たちもまた作品として成立してて。で、それを観てる自分も観察されている。二重にも三重にも層が折り重なって、どこまでも、どこまでも。
あと、5秒間電気が点いたり消えたり、ってやつもそうで。しばらくその場に立って客を観察してみたのだけど、不思議なことにみんな暗闇になった瞬間せわしなく動くのな。おもむろに歩き始めたり、ツレに話しかけたり、髪を触ったり。ものすごく単純でともすると「どうでもいい」ってスルーしがちな展示だけど、コレは良い発見だった。観るの一回で十分だけど。
あとは、レイチェル・ホワイトリードの建物の内部をそのままかたどって固めたオブジェの写真とかおもしろかった。個人的な好みで言うと、トニー・クラッグの測量機械に足がついてる「テリス・ノヴァリス(→
こーゆーの)が素敵だった。鉄だから。かっこいい!!
すごいおすすめ、とかじゃないけど、そこそこおもろいので暇つぶしにどうぞ。
オフィシャル:
http://www.mori.art.museum/contents/history/index.html【追記】
非常にどうでもいいけど、売店で売ってたマッキントッシュのバッグが殆ど売り切れてて、色々思うところがあったけどとりあえず考えない事にした。
【さらに追記】
アートにしてもウェブサイトにしても、観る側を巻き込むというのはもうちょっと手としては古くて、観る側が生成していくコンテンツに重きが置かれる、って点では同様なのかな、という気がした、というメモ。
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